【2025年7月更新】オンライン教材の年間費用比較|塾なしの教育費はいくら?

オンライン教材の料金は、ぱっと見は安くても、入会金やオプション、指定タブレット代など、結局一年間でいくらかかるのか分かりにくいですよね。「こんなはずじゃなかった…」と後から後悔するのは、絶対に避けたいところです。

このページでは、主要なオンライン教材の料金体系を、公式サイト等の情報に基づき2025年7月1日時点で徹底調査。入会金や初期費用を含めた年間の総費用を、学年別の「早見表」にまとめています。

私自身、会社経営者として20年間コストを追求し、一人の親として10種類以上の教材費を自腹で払ってきました。その両方の視点から、皆様の「賢い教育投資」を全力でサポートします。

【学年別】オンライン教材・年間コスト早見表

「で、結局うちの子の場合は年間いくらなの?」 そんな疑問に答えるのが、この早見表です。

うちも最初は月額2,980円の安さに惹かれて始めたんです。でも結局、夏期講習や教材費で追加料金がかさみ、年間にしたら10万円近くに…。最初に総額を把握しておくって、本当に大事だなって痛感しました。皆さんは同じ失敗をしないでくださいね。

ご自身の状況に近い学年の表を参考に、リアルなコスト感を掴んでください。

注意:料金体系は非常に複雑です。必ず注釈(※)も合わせてご確認ください。

▼ 高校生の場合

大学受験を見据え、内容も価格も多様化する時期です。

教材サービス名月額目安入会金など初期費用年間費用(概算)備考(※1)
スタディサプリ2,178円0円約 21,780円ベーシックコース(年払い)の場合。
河合塾One4,378円0円約 52,536円プレミアムプラン(年払い)の場合。
Z会約10,000円0円約 120,000円2講座受講の場合の目安。講座数で大きく変動。
進研ゼミ9,840円0円約 118,080円3科目プラン・12ヶ月一括払いの場合。
武田塾オンライン約46,860円44,000円約 606,320円個別管理特訓S(1科目)の場合。
メガスタ28,160円21,780円約 359,700円学生講師・月4回(100分)コースの場合。

▼ 中学生の場合

定期テスト対策と高校受験対策、両方の視点が必要になります。

教材サービス名月額目安入会金など初期費用年間費用(概算)備考(※1)
スタディサプリ2,178円0円約 21,780円ベーシックコース(年払い)の場合。
東進オンライン学校3,278円0円約 39,336円中学部・12ヶ月一括払いの場合。
Z会約9,470円0円約 113,640円中2・5教科セット(12ヶ月一括払い)の場合。
進研ゼミ約6,680円0円約 80,160円中2・ハイブリッドスタイル(12ヶ月一括払い)の場合。
スマイルゼミ8,580円10,978円約 113,938円中2標準・タブレット代含む(12ヶ月一括払い)の場合。
すらら8,800円11,000円約 116,600円3教科コース・入会金含む。正確。

▼ 小学生(高学年)の場合

中学受験をするかしないかで、選択肢が大きく分かれます。

教材サービス名月額目安入会金など初期費用年間費用(概算)備考(※1)
RISU算数約2,948円0円約 35,376円〜基本料のみ。利用ペースに応じた利用料が別途発生。
スタディサプリ2,178円0円約 21,780円ベーシックコース(年払い)の場合。
東進オンライン学校2,178円0円約 26,136円小学部・12ヶ月一括払いの場合。
Z会8,364円0円約 100,368円小5・本科4教科セット(12ヶ月一括払い)の場合。
進研ゼミ5,980円0円約 71,760円小5・チャレンジ(12ヶ月一括払い)の場合。
スマイルゼミ約5,900円10,978円約 81,778円小5標準・タブレット代含む(12ヶ月一括払い)の場合。

ご注意:料金情報の複雑さと当サイトのスタンスについて

今回、改めて各社の料金を調査する中で、オンライン教材の料金体系がいかに複雑で、誤解を招きやすいかを再認識しました。

  • 学年やコース、支払い方法(月払い/年払い)で料金が全く異なる
  • キャンペーン価格と通常価格が混在している
  • タブレット代や入会金など、初期費用が別途必要な場合がある

当サイトでは、公平な比較のために「標準的なコースを1年間利用した場合」を想定して概算費用を算出していますが、これはあくまで一つのモデルケースです。

(※1)最も重要なお願い:

このページの数値は、あくまで「比較検討のための目安」としてご活用ください。ご契約の前には、必ず各サービスの公式サイトにアクセスし、ご自身の希望するプランの最新の料金・条件を最終確認していただくことを、強くお願いいたします。

計算結果をどう活かす?後悔しないための「費用対効果」の考え方

さて、リアルな金額が見えてきましたね。でも、ここで焦って判断してしまうのは禁物です。最も重要なのは、「単純な金額の安さだけで判断しない」という点にあります。

私が会社経営で常に意識してきたのは、絶対的な価格ではなく「費用対効果」です。つまり、「その投資によって、どれだけの価値(リターン)が得られるのか?」という視点です。

これを家庭学習に置き換えてみましょう。

「年間〇〇円の投資で、お子様はどんなスキルや体験を得られるのか?」という視点で、もう一度各サービスの内容を見比べてみてください。

例えば、スタディサプリの年間約2万円という安さは、「学年をさかのぼって、全教科の基礎にいつでもアクセスできる権利」という価値の対価です。一方で、Z会や武田塾オンラインの年間数十万円という価格は、「難関校合格という目標に特化した、専門家による個別指導や添削」という価値の対価なのです。

金額という客観的な事実をこの早見表で把握した上で、あなたのご家庭が、お子様の未来のために「どんな価値」を最も重視するのか。その本質的な視点でお選びいただくことこそが、後悔しない選択に繋がると、私は確信しています。